機械系大学生Guishinの日記

奨学金で生計立ててる地方国立の工学部4年生なりに考えたことなどを週1か2ぐらいで書いてます。

家計簿はおもしろい

スマートフォンというものが世に出てからいわゆるスタバでmacを開いてドヤる感じの人々の間でライフログというのが流行り始め、当時中学生の自分はまだパケ放題も加入していないガラケーを使っていたものの、高校生になったらiPhoneにして自分もライフログとやらをやろうと夢を膨らませていた。

そういう訳で、高校ではa time loggerといういつ自分が何をしていたかを記録するアプリを3年間飽きもせず入力していた。

そんな経験もあり大学に入って一人暮らしを始めてからは家計簿をつけ始めたが、ありがたいことに「家計簿 続け方」などと検索する必要なく現在まで記録を続けている。(そのかわりa time loggerはやめてしまったが)

そんな3年間続けている家計簿だが自分は支出管理という非常にシンプルなアプリを使っていて、他のアプリのようにレシートを写真で撮ると自動で家計簿を入力してくれるというような機能は無いし、アカウントを登録することで色々な端末からアクセスできるということもない。

にもかかわらず自分がこのアプリを使っている理由はいつ何を買っているかをよく分からない会社に教えるのに抵抗があったからだが、使ってみるとカスタム性が高く便利な検索機能もあり、なかなかに気に入っている。

家計簿をつけるにあたって気をつけているのは可能な限り正確に項目名と金額を入力することで、この手間が家計簿を楽しむのに重要となる。

 

家計簿をつける利点や面白さとしては

当然ながら自分が毎月いくらあれば生活出来るのかを知ることができるということ。

意外とこれは大切なことで、親元で生活していると人一人が1ヶ月生活するのにどれだけのお金がかかっているのか分からないものだが、これが分かることで始めて長期的なお金の見通しがつくことになり、金銭感覚が身につく。

さらには、そういえばこの前食べに行ったところどこだったっけというようなことを家計簿をつけていれば金額や料理名、日付から検索できるので一種の日記帳になるということがある。

 

さらに一年スパンでデータがたまると

水や米、シャンプーをどれぐらいの頻度で購入しているかが分かり、食材でいえば正味期限と実際の消費ペースを比べることができるようになるので無駄を減らすことが出来る。

 

さらに数年単位でデータがたまると

生活の変化が見えてくる。

生活の変化として顕著なのが食費の変化で、大学1年の間はそれほど熱心にバイトをしてなく、週に一回は先輩のおごりで晩御飯を食べ、自分で作る分はカレーや麻婆豆腐、パスタといった簡単で安く作れるものばかり食べていたのが、2年からは後輩におごる立場になり本格的にバイトを始め、1年の頃は20万程度だった食費が一気に37万にまで大きくなり3年でも40万程度となった。

なぜこれほどまで金額が膨れあがったのか項目別の金額で調べてみると意外にも食費関連支出項目数の90%を占める500円未満のスーパーでの出費は変化しておらず、その多くが10%しかない500円以上の出費によって生じていたことが分かった。

このことから分かるのは一回一回の外食が家計非常に大きな影響を与えるという

ある意味至極真っ当なことだ。しかし、これは1つ1つの出費をこつこつと計上したからこそ数字として明らかにすることが出来た事実であって、なんとなく使いすぎたから節約しないとなーと思うこととは大きな違いがある。これが家計簿の1番の面白いことでは無いだろうか。

エビデンスの重要性が唱えられる昨今、データを集めて分析し、数字をつかって目標設定や状況の評価をする練習にもなるかもしれない。

いい写真ってなんだろう

今週のお題「私の沼」

写真が趣味の自分は沼というとレンズ沼というのを連想する。

レンズ沼とは次から次へとレンズを買いたくなる病気のようなもので、一眼レフカメラのレンズは一つ一つそれなりの値段がするのだが、中には1,2万円のレンズがあってしかも性能もなかなか良いなんてものがあるのでついつい買ってしまう症状や、ある焦点距離のレンズを買うと次はその前後の焦点距離のレンズも欲しくなってしまう症状の他、同じ焦点距離、同じ絞り値でも写り方が異なるため同じようなレンズを複数買ってしまうなどの症状もあって、財布に大きなダメージを与える恐ろしい病である。

自分も普段苦学生として節約生活に勤しんでいるものの、例に漏れずレンズ沼にはまってしまい超望遠から始まり安価な超広角、沼に引きずり込むための撒き餌と呼ばれる50mm単焦などを購入してしまっている。さらに次は標準を買って中望遠を買おうかとほしい物リストに入れているが、さすがにこのままではいかんと思い今年はレンズを買わないようにするつもりだ。

写真を撮るにはレンズだけでなく本体はもちろん他にもいろいろと必要な道具があって、レンズに付ける様々なフィルターや三脚、カメラバッグ、照明といった撮影機器から写真を管理、印刷するためのパソコンやストレージ、プリンターに印画紙と写真を趣味とするには様々なものが必要となってくるため、写真沼とも言って良いかもしれない。

このように写真を趣味にするとあれもこれもと欲しくなってしまうものだが、なんの為にものを揃えるのかと言うとやはりいい写真を作る為であろう。

いい写真とは何なのかというのは本当に難しい問題で、様々なコンクールを見るとやはりいい写真だと思うのだけれど、明らかにすごい場所であったり劇的な瞬間を捉えたような写真ならまだ分かりやすいものの、そうでない日常の一枚といったような写真というのは何が違うのかというのが明確に表現が出来ない。

明確にここが違うなとは言えないけれども、見た感想としてはいい写真だなと感じる。理系の人間としてはこれは非常に厄介なことだが、そこが写真の面白さと言えるかもしれない。

強いて言うならばいい写真には題名と写真が合っている写真が多いと思う。もっというと撮った人の意思であったり、なにかしら訴えてくるものがあるということなのだろう。

しかしながらなぜそうなるのがは判然としない。

やはりいい写真とはなんだろうという問いは決着がつきそうにない。

レンズの話に戻るが、少なくともいい写真を撮るための方向性としてはあらゆる機材の中からこれと決めた組み合わせを作ってしまって、自分にしか撮れない写真、自分の個性のある写真を撮れるようになると良いのだろう。

しかしながら、その境地に至るには色々な焦点距離のレンズを使い込むしか道はない訳でまだまだ沼から抜け出せそうにない。

 

おやつって結構贅沢

一人暮らしを始めてみるとこれまで普通だったことが普通でなくなることがある。

その一つに実家のお菓子買いすぎ問題があって、お菓子とアイスは家に常備されていたが 一人暮らしを始めた当初はお菓子もアイスもジュースも1ヶ月に1つか2つぐらいしか買わず、今でも1ヶ月に3つか4つぐらいしか買うことはない。

おやつ類を我慢し始めたのはやはりその高価さにあって、特にジュースは2Lの水が89円なのに対して500mLのジュースが安くても同じぐらいの値段ということを考えた時になんて贅沢な出費なのかと思い至った訳である。

毎日のように120円のジュースを惜しげもなく買い、時にはお菓子も買ってる人がいるが、週に5本のジュースと3つのお菓子を買っていたら1000円程度の出費になり、月では4千円と一回分の飲み会以上の出費だ。

一人でパクパクお菓子を食べるぐらいなら飲み会で交友関係を深めたり、1年間で考えれば旅行にでも行った方がまだ生産的というものだろう。

とは言え最初はどうしても炭酸を我慢するのが大変だったが、極力買わない生活を続けていくと案外なくても良いと思えるようになるもので、夏などは炭酸が飲みたくなってしまうが出来るだけ炭酸水で済ますようにしている。

おやつ類を減らしてからはコーヒーを良く飲むようになり、最初はボトルコーヒーで済ましていたのが最近はコーヒー豆を定期的に購入してコーヒーを飲んだり、そこから日本茶や紅茶などにまで手を広げてしまった。とはいえ案外一杯あたりで考えると50円程度なのでジュースを買うよりかは安上がりで、淹れる手間などから衝動的に消費しないで済むということも良い点と言える。

あとは酒もウイスキーを一本買えば、酒が弱くおつまみを必要としないため長くもつのでコスパが良い。

大学生になるとバイトなどである程度自由に出来るお金が増え、中高で出来なかった大人買いのようなことをしたくなるかもしれないが、出来るだけ量よりも質を高めるようにすることで嗜好品一つでも人と話せる趣味にすることができ、食事という消費するだけの行為に生産性を持たせることができる。

大学生になったらクレジットカードを持とう

大学生として一人暮らしを始めるにあたってクレジットカードは作るべきだろう。

一人暮らしを始めると奨学金やバイト代などの収入が定期的に銀行口座等に入ってくることになるが、お金が入るたびに一月分のお金を引き出すのは防犯上よろしくない、かといってお金が無くなるたびに引き出すのも手間がかかってしかたない。地方の大学だと地元の地銀のATMがないので大学と地元両方で使えるように都銀の口座を使っているが、ATMが少し遠くにしか無かったりするので面倒。

クレジットカードがあればその都度手元のお金を使う必要がなく、そういった手間をかける必要が無くなるので地方の大学生にはこれだけでも作る意味があると思う。

 

そうはいってもクレジットカードを作るべき一番の理由はポイントが貯まることだろう。

各社様々な特典がついているクレジットカードがあるが、概ね通常利用で利用金額の1%が還元される特典に利用方法によって還元率が高くなるタイプが多い。

1%というと大したことがないように思えるかもしれないが、人一人が生活するには結構な額のお金を使う必要があり、学費も家賃も全て支払うと年間200万円近く支出がある。たとえ1%でも年間では2万円となるとバカにはできない。

実際に全ての支出をクレジットカードで済ませることは出来ないが、上手く使うことでそれぐらいの金額を節約することができる。

現在、多種多様なクレジットカードが競い合っており、各社会員を増やすために5000円分のポイントが貰えたり、半年間還元率2%などの入会特典を用意しているため、各社のクレジットカードを定期的に作ることで高い節約効果を得られる。

 

クレジットカードと言うと、中学などでクレジットカードによって人生を台無しにする人のビデオを見たりして怖いイメージを持ってしまいがちだが、実際にはクレジットカードによる支払いは全て記録が残るため現金よりも使用額を把握しやすく、クレジットカード会社の電子利用明細機能を使った家計簿アプリなどもある。

また、多くのクレジットカードにはクレジットカードで購入したものに対して不正利用や盗難から破損した場合にも保証してもらえる保険が付帯しているので現金支払いよりも安全と言える。

こういったメリットを考えると大学生になったらクレジットカードを作ることをオススメしたい。

 

そんな便利なクレジットカードだが実際に使える場所がまだまだ少ないというのが現状で支出の全てをクレジットカードで済ませることは難しい。

授業料はもちろん家賃も銀行自動引き落としのみなのでこれだけで60万以上の支出が現金支払いとなっている。

光熱費はクレジットカードが使えることが多くなってきており、光熱費はクレジットカード払いがお得というようなサイトをよく目にするが、一人暮らしの場合それほど光熱費がかからないため自動引き落とし割引の方がお得だ。

大手のスーパーなどでもクレジットカードが使用出来るが、まだまだクレジットカードが使えないスーパーのほうが安いというのが現状で、ある程度の現金は必要だ。

以前韓国の大学に交流会で数週間滞在した時には、スーパーやカフェはもちろん露店でもクレジットカードが使えたのにすごく驚いた。なにやら韓国では脱税防止のために一定額以上の売り上げがある店ではクレジットカードの読み取り機の設置が義務付けされているようで、さらにクレジットカードの支払い額に対してのキャンペーンが盛んなのだそう。

日本には企業勤めと自営業と農家の税金は東郷さん(10割、5割、3割)なんて言葉があるが、税収を上げるために消費税を上げるのもいいが、根本的なお金のやりとりの方法や制度を見直すことが必要だと思うのだがそんなに難しいことなのだろうか。

環境が個性をつくるのか個性が環境を選ぶのか

学科内では1,2年の間にコース分けなどで出来た同じぐらいの人数の2つの友人のグループがあり、それぞれにLINEのグループがある。

4年になってどちらのグループでも全員大学院に進学するということで、推薦入試を受けられる人と一般入試を受ける人がいるのだけれど、推薦組が二人しかいないグループと一般組が二人しかいないグループがあって、こうも集団で別れたかと思うと面白い。

 

よく言われることだが

たまたま集まった人間の集団によって個々人の性格ないし成績が規定されるのか、個々人の性格ないし成績が同じ人間が集団をつくるのか

という問題がある。

 

その要因として成績については大学だと特に過去問といった情報がモノを言うということが大きく1つある。

あとは、理科系科目だと過去問があってもそれを解くことができないとどうにもならないということがあって、一緒に勉強する人で進み具合が違うということ。

さらに成績が高いグループではテストの目標点が高いため、自分の目標点も高めに設定するということがあるのだろう。

 

とはいえグループ内で個人の成績に対して別に指導しあうこともないので、最終的にはその個人が周囲を見て実際にどう行動するか次第ということになる。

そういう訳で成績に関しては、少なくとも情報を持っている人と知り合いになることはプラスではあるのだけれど、周囲に同調できる人ならそういった集団に所属することがプラスとなるが、そうでもなければ別なグループに所属したとしても自身の力でどうとでもなるんじゃないだろうか。

 

あとこの問題で集団としての性格と個々人の性格についてだけれど、これはある集団の中から見たときと外から見たときとで大きく印象が変わることが面白い。

成績の話に戻るが、外から見たときにあの集団はみんな成績が良いとか悪いとかっていう印象をよく持つが、実際に自分の集団を見るとある程度のばらつきがあって、複数の集団を合算したときには成績が悪い人から良い人までリニアにつながっている。

それが個々人の性格や行動にも言えて、確かにある特性を持った集団にいれば同じような行動を繰り返すことでその性格が強化されていくことになるだろうが、ニュートラルな状態ではそれほどの差はなくてただただ集団の一部の顕著な特性を持つ人物を見てそのように印象付けられるだけなのだろう。

まあ日本人というのは概ね周囲と同調することが得意と言われているので、集団から個々人の特性を判断し易いということがあるかもしれない。

 

つまり何が言いたいかというと人を集団で判断しても仕方なくて、人を見るには一対一でないと見えてこないということだ。

そして人をぼんやりとした印象だけで選り好みせずにいろんな人と繋がりをもっていることが大学生活において有利に働くことが多いにある。

まあ人付き合いを広めるにはそれなりにお金がかかるのも事実ではあるが。

つまるところ、コミュニケーション能力というものはどれだけの時間とお金と労力を人との出会いや会話につぎ込めるかという価値観の問題なのだろう。

大学生の新生活あれこれ 風呂の入り方

一人暮らしを始めた大学生はゴールデンウィークもあけてそろそろ新生活に慣れてきて、生活スタイルを見つめ直すころだろうか。

今でこそ安定した生活スタイルをぐるぐる回しているが、一人暮らしを始めた1年の頃はいろいろと試行錯誤を繰り返していたような気がする。

特にお風呂は実家にいたころはボタン1つで湯船が張られ、ガス代を気にすることなくのびのびとお風呂を楽しめたが、一人暮らしとなるとそうもいかなくなるので、いろいろと苦労した。

今のマンションの風呂はもちろん自動湯沸かし器なんて無く、蛇口で熱湯と冷水を混ぜるタイプのシャワーでプロパンガスの代金はめちゃ高だから湯船に浸からずシャワーだけ。さらに、シャワーの時間を短くするために、ある程度温まってからシャワーを止めて、身体と頭と洗顔全部してからシャワーを浴びたりなんてこともしてた。

しかし、この熱湯と冷水を混ぜて良い感じの温度にするのが案外難しい。ガスで冷水を温めて熱湯が送られてくるのだろうが、古いガス給湯器なのかPD制御だとかいうような自動制御なんてついてなく、流量が安定せず良い感じの温度になったと思ったら急に冷たくなったりと、意外にシャワーの温度を調整するのにガスを無駄遣いしてしまってなんだかんだとしているうちに身体が冷えてたまらない。

ついに、冬ごろからシャワーは出しっ放しになってしまい暖かい時期だけこのようにしてお風呂に入っている。

他にもペットボトルを何本か用意してそこにあらかじめ必要な量のお湯をためておき、それをシャワーとして使う方法もやっていたことがある。

これは結構良い節約法だったと思うが、意外と必要なお湯の量というのはその日の汗をかいた量や気温等で上下するのであらかじめ必要な量というのを見極めるのが難しく、さらにペットボトルから流れる一本調子の水では身体をうまく流せず、100均でペットボトルにつけるシャワーを買ってみたもののサイズが小さく、流速も出ないのであまり使い物にならず、結局やめてしまった。

また、たまには湯船に浸かった方が良いだろうとペットボトルに水を入れておき、カサ増しして湯船をはるなんてこともしたが当然ペットボトルは浮いてしまうし、結局湯船をはるのに必要な熱湯の量は減ってもペットボトルの水を温めるためのガスの量は減らないので結局ガス代の節約にはならず、それならペットボトルに砂でも詰めてやれば多少は熱も奪われずに済むかとも思ったがそれはそれで冷たいペットボトルに触れることになってやはり意味が無いと思い、一度か二度試したきりやめてしまった。

そういえば風呂の構造を説明していなかったから簡単に説明すると、うちの風呂はもともとユニットバスになっていたのか湯船のある側の壁にシャワーが付いており、湯船の隣は何も無いスペースとなっていて、湯船と空間の間に鏡と洗面所が備え付けられている。

自分は湯船の上に突っ張り棒でシャワーカーテンを掛けて湯船と脱衣所というように区切って使っているが、このシャワーカーテンは出来るだけ天井の近くに取り付けることで、シャワーの熱を逃がさないようにし、湯船は栓をして流れたシャワーを貯めて熱を出来るだけ有効活用している。こうすることで意外にシャワーだけでもかなり温まることが出来る。

 

いろいろと風呂の節約術を紹介してきたが、ガス代はシャワーの使い方一つで結構変わってくるもので、夏と冬で同じように使っているつもりでも、1,2分シャワーの時間が長くなると500円から1000円程度ガス代が冬の方が夏より高くなる。そのため一人暮らしにおいて風呂の入り方というのはかなり重要になってくると思う。

エネルギー問題が深刻化している現在、生活の中でエネルギーの効率的な使い方を模索することがエネルギー問題を考える助けになるかも。

大学生にゴールデンウィークは無いのです

2017年のゴールデンウィークは4月29日から5月1日、2日空けて3日から7日で最大9連休だとか

とはいえ学生は普通にカレンダー通りにただただ土日休んで2日講義を受けて5連休ということになる。

とはいえ今の大学生の6割はバイトをしていて、その多くはコンビニや飲食店などの祝日こそ稼ぎ時なサービス業で働いている学生が多く、ゴールデンウィークはバイトで消えるなんてことは珍しくなく、自分もそんな一人だ。

バイトをしている大学生の目的は様々だが、自分の感覚としては旅行や趣味に使うお金を稼ぐためにしている学生と生活費や貯蓄のためにしている学生の半々に別れ、前者は自宅生が後者は一人暮らしが多いと思われる。しかしながら自宅生で学費を稼ぐためにバイトを掛け持ちしている学生もちらほらいたりもするが。

 

周囲の学生が月にどれほど稼いでいるか自分の感覚で言うと、趣味などのためにバイトをしている学生は3万円、生活費を稼ぐためにバイトをしている学生は5万円、なんらかの理由で生活に困ってる学生やあまり授業を受けてない学生は8万円程度稼いでいるといったところ。

これらの額を稼ぐのに必要な時間はそれぞれ約40時間、65時間、100時間必要となる。

よく大学は人生の夏休みと言われたりするが、これに授業時間を考えると結構な時間拘束されているように思う。

大学の1年間に受講できる単位数は大学によって異なるが40〜50単位程度で、週10〜15コマほどの授業を受ける必要があり、一コマ90分として一週間の授業時間は15時間〜22.5時間、月間では60〜90時間講義を受けることとなる。

これらを合算すると3万円程度しか稼いでなければ最短で100時間でわりかし暇な学生と言えるが、5万円程度稼いでいるなら最長150時間になり課題をする時間を考慮するとフルタイムで20日働くのと同程度となる。まあ実際の正社員の月あたりの労働時間は200時間ぐらいだそうだが、ブラック研究室に配属された同級生はそれぐらいかそれ以上働いているのでおあいこということで。

 

とまあいろいろ書いたものの結論としては大学生も案外ゴールデンウィークではしゃいでいられないのである。ということになってしまったので、大学の単位について追加しておく。

 

大学の単位というのは1単位45時間の学習が必要となっており、授業時間が90分15コマで22.5時間なので、2単位の授業は67.5時間自習する必要があって、9コマ2単位の授業を受けて、3コマ1単位の授業を受けると週に45時間もの自習時間が必要となる。

自習時間に5万円稼ぐためのバイト時間と授業時間を加えると330時間勉強とバイトをすることになる。

ちなみに一月は720時間なので、7時間睡眠するなら自由時間は180時間となり、1日あたり6時間で、三食食べて通学なりをしたら本当の自由時間は2,3時間といったところだ。

 

こんな生活をしていたら心が保たないだろう。つまりこんな模範的な学生は存在し得なく、1単位を45時間の学習とするのはそろそろ改めるべきである。