機械系大学生Guishinの日記

奨学金で生計立ててる地方国立の工学部4年生なりに考えたことなどを週1か2ぐらいで書いてます。

大学の奨学金

日本学生支援機構が大学ごとの奨学金の延滞率を公表したとのことで話題になっているので自分も借りてる立場として奨学金についてちょっと書いてみよう。

父がリストラされ我が家では大学入学後の生活は全て自分で賄うということになり、兄も奨学金を借りて大学に行き、自分も現在毎月12万円を借りて大学生活をしている。

毎月12万円というと年間144万円、6年間で864万円にもなる。さらに入学金や引越し費用を捻出するために入学時に50万円追加で借りているので、合計で914万円の借金をした状態で社会人になる。

奨学金の利率は日本学生支援機構が公表してる貸与終了者の実質利率によると0.1%程度(2017年現在)となっているので利率を5年間は0.1%でその後0.2%として卒業して40歳になるまでの16年間かけて返済すると返済額は月額48000円、利息は108700円となる。

これは20代としては非常に大きな負担だと思う。例えば月給25万の会社に入ったとして手取りはその8割の20万円、そこから奨学金の返済に4.8万円が引かれて残るのは15.2万円。そこから食費3万円と光熱費7千円を引くと11.5万円。

ここからさらに住宅費がかかるが、レンタルハウス株式会社が公表しているワンルームの県別の家賃相場をみると愛知、大阪、福岡は4.6万円程度であるのに対し東京では6.4万と1.8万円も高く、神奈川、千葉でも5.4万円、4.8万円と高額である。

もし東京で働くとすると自由に使えお金は5.1万円となる。ここから飲み代や日用品代、衣服代、交通費等を消費すると月に1,2万円貯金出来れば良いということになり、月収の1割にも満たない。

これが大阪で働くと3万円は貯金することが出来るので万が一でもこの貯金から奨学金返済に充てることが出来る。

ボーナスを返済に充てればそれほどの負担にはならないが、20代のボーナスは奨学金の返済と貯金に消えてしまうのは悲しい現実だ。

幸いにも自分が通っている大学の20代の平均年収は370万円、30代で490万円程度であり、手当等を考慮すると月収25万は固く、奨学金の返済で困ることはあまり無いと思う。

しかしながら20代、30代でこの1千万があるのとないのとでは車の購入やマンションの購入を検討するうえでは大きな差になってくるし、子供の教育費が1千万かかるということを考えると子供の人数も考える必要がある。

とはいえ奨学金が無ければ大学に入ることも出来ず、高卒と大卒の生涯賃金の差を考えるとそれなりの大学であれば行った方がお金の面でも、4年ないし6年間学生生活が楽しめるということでも優位であるのは間違いない。

あとは女性も生涯にわたって働く社会になっていくのなら稼ぎの良い女性と結婚すれば30代で世帯年収1千万も夢ではないし、早めに結婚してしまうのが良いと思う。

そう考えれば男女の賃金格差や就業率が解消されれば、昨今のお金が無いから結婚しないからお金が無いから結婚するという方向にシフトしていって、世帯年収が高くなれば出生率も回復すると思うけれどなかなか難しいのだろうか。

自炊とお惣菜

よく下手に自炊すると高くつくよという話を聞きます。今回は自炊するのとお惣菜を買うのどっちがお得か考えていきたい。

まずは一ヶ月自炊だけで生活するにはいくらかかるのかを調べる。

節約ということを考えると朝食はお茶漬け、シリアル、食パン、バナナのローテーションとして

お茶漬けの素は8人前で198円なので1人前25円

5kgの米が1600円なので1合(150g)あたり48円、2合あたりお茶碗3杯分と計算してお茶碗1杯あたり32円

よってお茶漬け一食あたりの値段は57円

シリアルは800gで682円なので一食あたり80g食べるとして68円

牛乳500mlが167円なので一食あたり100ml使うとして33円

よってシリアル一食あたり101円

食パン6枚切りが85円として一食あたり二枚食べるとすると一食あたり28円

切れてる北海道バター100gが238円で一食あたり10g使うと一食あたり24円

よって食パン一食あたり52円

バナナ4本が128円なので一食あたり2本食べるとすると一食あたり64円

これら4品目の平均金額の30食分を一月の朝食代とすると2138円となる。

 

昼食はお弁当を作るとして

米、ふりかけ、卵焼き、もやしときゅうりのナムル、ニンジンとツナのしりしり、大根とひき肉のとろ煮、ウインナー、ベーコンともやしの炒め物、鳥の唐揚げ、生姜焼きの10品をローテーションさせると考える。

ふりかけ50gが168円なのでミニパック一袋の量より一食あたり2.5g使うとして一食あたり8円

卵焼きは一食あたり卵1つとして8個入りが148円なので一食あたり19円

もやしときゅうりのナムルは19円のもやしと60円のきゅうり一本で10食分として一食あたり8円

ニンジンとツナのしりしりは3本で138円のにんじんと3缶で328円でにんじん1本とツナ1缶で10食分として一食あたり16円

大根とひき肉のとろ煮はカットの大根が60円、ひき肉が239円で10食分として一食あたり30円

ウインナーが198円で7食分として一食あたり28円

ベーコンともやしの炒め物が178円のベーコン4枚入り×3パックを2パックと19円のもやしで8食分として17円

冷凍の唐揚げ9個入りが258円なので一食あたり1個使うとして一食あたり29円

生姜焼き238円で5食分として一食あたり48円

これらの卵焼き、もやしときゅうりのナムル、にんじんとツナのしりしり、大根とひき肉のとろ煮平均金額とウインナー、ベーコンともやしの炒め物、冷凍唐揚げ、生姜焼きの平均金額を合計して2倍したものに米とふりかけの金額を加え、30食分を一月の昼食代とすると4140円となる

 

さらに晩御飯はカレー、麻婆豆腐、カルボナーラ、ハンバーグ、キムチ鍋、肉じゃが、ゴーヤチャンプル、ぶりの照り焼きの8品目をローテーションさせると考える。

カレーは12食分のルウが199円、にんじん1本50円、玉ねぎ1玉53円、ジャガイモ2個47円とし、米を1合食べるとして10食分とすると一食あたり83円

麻婆豆腐は6食分の素が178円で豆腐が2丁で58円で4食分として一食で米を1合食べるとして一食あたり107円に

カルボナーラは800gのパスタが178円、玉ねぎ4分の1玉が13円、ベーコンが1パック60円としてパスタを150g使うと一食あたり106円

ハンバーグは合挽き肉238円と玉ねぎ半玉26円、にんじん半分25円で145円にご飯1杯食べると一食あたり177円

キムチ鍋はスープが148円、豚肉が238円、カットの大根が60円、にんじん半分が25円、もやしが19円、キムチが98円、しめじが69円で5食分としてご飯1杯を追加して一食あたり163円

肉じゃがは牛肉294円、にんじん1本50円、玉ねぎ半玉26円、じゃがいも2個47円、糸こんにゃくが73円で4食分として一食あたり155円

ゴーヤチャンプルはゴーヤ一本213円、卵1個19円、豚肉238円、にんじん半分25円で4食分として一食あたり156円

ぶりの照り焼きは一切れあたり107円で一食あたり139円

これらの平均金額を30食分で4073円

以上朝昼晩の一月の食材は10351円となる。

これは家計簿における400円以下の食費関連項目の合計の月ごとの平均金額8000円と概ね近い金額であり、妥当な金額と言える。

しかしながら実際にはガス代や定期的な調味料や調理器具の購入費用が生じるのでこの分も計算する必要がある。

まず料理に使用するガス代を求めるがこれを推定することは非常に難しい。

まず殆ど家にいなかった時でも基本料金として1700円かかり、夏と冬の金額差は約800円でそして3年間の平均は月額2600円ほど。

これらの値からまず平均金額から基本料金を引き、夏と冬での金額差の7割程度が風呂の使用状況によるものとして引いた額を自炊のために必要なガス代とすると、340円となる。

次に調味料は基本的な砂糖、醤油、酢、酒について考える。

砂糖1kgが139円、醤油450mlが278円、酢360mlは198円、酒180mlが98円

肉じゃが4人前でこれらを合計で170g程度使用するとして一月の半分の昼食と晩御飯30食分をかけて月毎の調味料使用量とすると約1300gほどであるからこれらの調味料を2ヶ月に一度買い直すとすると月毎の調味料による支出は357円となる。

さらに調理器具についてはティファールの3点セット、包丁は3千円のもの、まな板は千円のものを3年に一度買い換えるとし、月毎の支出を計算すると300円となる。

さらに食器洗い洗剤615ml298円を年に一度買うと一月あたり25円

これらを合計すると682円となる。

よって自炊に関わる支出は11033円ということが分かった。

 

次にお惣菜を購入して済ませる場合にはいくらかかるのだろうか

朝食については自炊時と同じ金額とし、

昼食については焼魚弁当430円、唐揚げ弁当454円、カレーライス322円の3品の平均金額を30倍すると12060円となり非常に高価になってしまう。

そのため、20食の内半分を半額弁当で半分を通常金額で購入し、10食を108円のカップ麺で賄うと考えると7110円となった。

晩御飯についてはコロッケ303円、唐揚げ2人前576円、肉じゃが322円、鶏肉の甘辛煮440円とし、コロッケ、唐揚げ、鶏肉の甘辛煮については付け合わせとしてポテトサラダ2人前216円、ひじき199円を追加し、コロッケ、唐揚げ、鶏肉の甘辛煮については半額時に購入するとし、ご飯一杯32円を加えて計算すると一食あたり318円、一月あたり9544円と高額になるので、こちらも10食をカップ麺108円に置き換えると7440円となる。

以上よりお惣菜に頼った一月あたりの食費は16680円となる。

 

自炊とお惣菜を比べると自炊が11033円、お惣菜が16680円とその差は約5600円となる。これは時給800円で考えると7時間分の労働となる。

それでは自炊にかかる時間とはどれほどかについても考える必要があるだろう。

まずは食材等の購入時間であるが、これは自炊、お惣菜では差は無いと考えて良いだろう。むしろ日持ちのしない弁当は毎日買いに行く必要があるのでお惣菜の方がこの時間は長くなる。

自炊とお惣菜でもっとも大きな差は調理時間であるのでこれについて考えてみると、大学生なのでそれほど手際よくは出来ないとして4人前の料理を作るのに1時間かかるとすると昼晩60食作るには15時間かかることになる。

これは時給800円で換算すると9000円の価値があることになるのでお惣菜の方が安いということになる。

しかしバイトは基本的に勤務中に別なことをすることは出来ない、一方家で料理する分には洗濯機を回すなり、音楽を聞くなり自由に使えるのでバイトの時給とそのまま比較するのは不適切であると思われる。そのため通常のバイトに対して7割程度の労働価値とすると6300円となる。

このように比較すると自炊とお惣菜の間の金額差は小さく、お惣菜の金額を考える際に20食分をカップ麺で食事を賄うとしたことを鑑みると自炊の方が健康的で、金額も抑えられ、調理方法を学ぶこともできるので、お惣菜を買うよりも優れていると結論付けられる。

つまるところ自炊を基本として10食程度をカップ麺や特に一人暮らしでは作りにくい唐揚げなどの揚げ物をお惣菜とした食生活が現実的だという至極真っ当な結論になった。しかしながら、やはり数字を1つ1つ積み上げていくことで現実的な解が求められるということをこのようにして確認する過程が大切だと思う。

家計簿はおもしろい

スマートフォンというものが世に出てからいわゆるスタバでmacを開いてドヤる感じの人々の間でライフログというのが流行り始め、当時中学生の自分はまだパケ放題も加入していないガラケーを使っていたものの、高校生になったらiPhoneにして自分もライフログとやらをやろうと夢を膨らませていた。

そういう訳で、高校ではa time loggerといういつ自分が何をしていたかを記録するアプリを3年間飽きもせず入力していた。

そんな経験もあり大学に入って一人暮らしを始めてからは家計簿をつけ始めたが、ありがたいことに「家計簿 続け方」などと検索する必要なく現在まで記録を続けている。(そのかわりa time loggerはやめてしまったが)

そんな3年間続けている家計簿だが自分は支出管理という非常にシンプルなアプリを使っていて、他のアプリのようにレシートを写真で撮ると自動で家計簿を入力してくれるというような機能は無いし、アカウントを登録することで色々な端末からアクセスできるということもない。

にもかかわらず自分がこのアプリを使っている理由はいつ何を買っているかをよく分からない会社に教えるのに抵抗があったからだが、使ってみるとカスタム性が高く便利な検索機能もあり、なかなかに気に入っている。

家計簿をつけるにあたって気をつけているのは可能な限り正確に項目名と金額を入力することで、この手間が家計簿を楽しむのに重要となる。

 

家計簿をつける利点や面白さとしては

当然ながら自分が毎月いくらあれば生活出来るのかを知ることができるということ。

意外とこれは大切なことで、親元で生活していると人一人が1ヶ月生活するのにどれだけのお金がかかっているのか分からないものだが、これが分かることで始めて長期的なお金の見通しがつくことになり、金銭感覚が身につく。

さらには、そういえばこの前食べに行ったところどこだったっけというようなことを家計簿をつけていれば金額や料理名、日付から検索できるので一種の日記帳になるということがある。

 

さらに一年スパンでデータがたまると

水や米、シャンプーをどれぐらいの頻度で購入しているかが分かり、食材でいえば正味期限と実際の消費ペースを比べることができるようになるので無駄を減らすことが出来る。

 

さらに数年単位でデータがたまると

生活の変化が見えてくる。

生活の変化として顕著なのが食費の変化で、大学1年の間はそれほど熱心にバイトをしてなく、週に一回は先輩のおごりで晩御飯を食べ、自分で作る分はカレーや麻婆豆腐、パスタといった簡単で安く作れるものばかり食べていたのが、2年からは後輩におごる立場になり本格的にバイトを始め、1年の頃は20万程度だった食費が一気に37万にまで大きくなり3年でも40万程度となった。

なぜこれほどまで金額が膨れあがったのか項目別の金額で調べてみると意外にも食費関連支出項目数の90%を占める500円未満のスーパーでの出費は変化しておらず、その多くが10%しかない500円以上の出費によって生じていたことが分かった。

このことから分かるのは一回一回の外食が家計非常に大きな影響を与えるという

ある意味至極真っ当なことだ。しかし、これは1つ1つの出費をこつこつと計上したからこそ数字として明らかにすることが出来た事実であって、なんとなく使いすぎたから節約しないとなーと思うこととは大きな違いがある。これが家計簿の1番の面白いことでは無いだろうか。

エビデンスの重要性が唱えられる昨今、データを集めて分析し、数字をつかって目標設定や状況の評価をする練習にもなるかもしれない。

いい写真ってなんだろう

今週のお題「私の沼」

写真が趣味の自分は沼というとレンズ沼というのを連想する。

レンズ沼とは次から次へとレンズを買いたくなる病気のようなもので、一眼レフカメラのレンズは一つ一つそれなりの値段がするのだが、中には1,2万円のレンズがあってしかも性能もなかなか良いなんてものがあるのでついつい買ってしまう症状や、ある焦点距離のレンズを買うと次はその前後の焦点距離のレンズも欲しくなってしまう症状の他、同じ焦点距離、同じ絞り値でも写り方が異なるため同じようなレンズを複数買ってしまうなどの症状もあって、財布に大きなダメージを与える恐ろしい病である。

自分も普段苦学生として節約生活に勤しんでいるものの、例に漏れずレンズ沼にはまってしまい超望遠から始まり安価な超広角、沼に引きずり込むための撒き餌と呼ばれる50mm単焦などを購入してしまっている。さらに次は標準を買って中望遠を買おうかとほしい物リストに入れているが、さすがにこのままではいかんと思い今年はレンズを買わないようにするつもりだ。

写真を撮るにはレンズだけでなく本体はもちろん他にもいろいろと必要な道具があって、レンズに付ける様々なフィルターや三脚、カメラバッグ、照明といった撮影機器から写真を管理、印刷するためのパソコンやストレージ、プリンターに印画紙と写真を趣味とするには様々なものが必要となってくるため、写真沼とも言って良いかもしれない。

このように写真を趣味にするとあれもこれもと欲しくなってしまうものだが、なんの為にものを揃えるのかと言うとやはりいい写真を作る為であろう。

いい写真とは何なのかというのは本当に難しい問題で、様々なコンクールを見るとやはりいい写真だと思うのだけれど、明らかにすごい場所であったり劇的な瞬間を捉えたような写真ならまだ分かりやすいものの、そうでない日常の一枚といったような写真というのは何が違うのかというのが明確に表現が出来ない。

明確にここが違うなとは言えないけれども、見た感想としてはいい写真だなと感じる。理系の人間としてはこれは非常に厄介なことだが、そこが写真の面白さと言えるかもしれない。

強いて言うならばいい写真には題名と写真が合っている写真が多いと思う。もっというと撮った人の意思であったり、なにかしら訴えてくるものがあるということなのだろう。

しかしながらなぜそうなるのがは判然としない。

やはりいい写真とはなんだろうという問いは決着がつきそうにない。

レンズの話に戻るが、少なくともいい写真を撮るための方向性としてはあらゆる機材の中からこれと決めた組み合わせを作ってしまって、自分にしか撮れない写真、自分の個性のある写真を撮れるようになると良いのだろう。

しかしながら、その境地に至るには色々な焦点距離のレンズを使い込むしか道はない訳でまだまだ沼から抜け出せそうにない。

 

おやつって結構贅沢

一人暮らしを始めてみるとこれまで普通だったことが普通でなくなることがある。

その一つに実家のお菓子買いすぎ問題があって、お菓子とアイスは家に常備されていたが 一人暮らしを始めた当初はお菓子もアイスもジュースも1ヶ月に1つか2つぐらいしか買わず、今でも1ヶ月に3つか4つぐらいしか買うことはない。

おやつ類を我慢し始めたのはやはりその高価さにあって、特にジュースは2Lの水が89円なのに対して500mLのジュースが安くても同じぐらいの値段ということを考えた時になんて贅沢な出費なのかと思い至った訳である。

毎日のように120円のジュースを惜しげもなく買い、時にはお菓子も買ってる人がいるが、週に5本のジュースと3つのお菓子を買っていたら1000円程度の出費になり、月では4千円と一回分の飲み会以上の出費だ。

一人でパクパクお菓子を食べるぐらいなら飲み会で交友関係を深めたり、1年間で考えれば旅行にでも行った方がまだ生産的というものだろう。

とは言え最初はどうしても炭酸を我慢するのが大変だったが、極力買わない生活を続けていくと案外なくても良いと思えるようになるもので、夏などは炭酸が飲みたくなってしまうが出来るだけ炭酸水で済ますようにしている。

おやつ類を減らしてからはコーヒーを良く飲むようになり、最初はボトルコーヒーで済ましていたのが最近はコーヒー豆を定期的に購入してコーヒーを飲んだり、そこから日本茶や紅茶などにまで手を広げてしまった。とはいえ案外一杯あたりで考えると50円程度なのでジュースを買うよりかは安上がりで、淹れる手間などから衝動的に消費しないで済むということも良い点と言える。

あとは酒もウイスキーを一本買えば、酒が弱くおつまみを必要としないため長くもつのでコスパが良い。

大学生になるとバイトなどである程度自由に出来るお金が増え、中高で出来なかった大人買いのようなことをしたくなるかもしれないが、出来るだけ量よりも質を高めるようにすることで嗜好品一つでも人と話せる趣味にすることができ、食事という消費するだけの行為に生産性を持たせることができる。

大学生になったらクレジットカードを持とう

大学生として一人暮らしを始めるにあたってクレジットカードは作るべきだろう。

一人暮らしを始めると奨学金やバイト代などの収入が定期的に銀行口座等に入ってくることになるが、お金が入るたびに一月分のお金を引き出すのは防犯上よろしくない、かといってお金が無くなるたびに引き出すのも手間がかかってしかたない。地方の大学だと地元の地銀のATMがないので大学と地元両方で使えるように都銀の口座を使っているが、ATMが少し遠くにしか無かったりするので面倒。

クレジットカードがあればその都度手元のお金を使う必要がなく、そういった手間をかける必要が無くなるので地方の大学生にはこれだけでも作る意味があると思う。

 

そうはいってもクレジットカードを作るべき一番の理由はポイントが貯まることだろう。

各社様々な特典がついているクレジットカードがあるが、概ね通常利用で利用金額の1%が還元される特典に利用方法によって還元率が高くなるタイプが多い。

1%というと大したことがないように思えるかもしれないが、人一人が生活するには結構な額のお金を使う必要があり、学費も家賃も全て支払うと年間200万円近く支出がある。たとえ1%でも年間では2万円となるとバカにはできない。

実際に全ての支出をクレジットカードで済ませることは出来ないが、上手く使うことでそれぐらいの金額を節約することができる。

現在、多種多様なクレジットカードが競い合っており、各社会員を増やすために5000円分のポイントが貰えたり、半年間還元率2%などの入会特典を用意しているため、各社のクレジットカードを定期的に作ることで高い節約効果を得られる。

 

クレジットカードと言うと、中学などでクレジットカードによって人生を台無しにする人のビデオを見たりして怖いイメージを持ってしまいがちだが、実際にはクレジットカードによる支払いは全て記録が残るため現金よりも使用額を把握しやすく、クレジットカード会社の電子利用明細機能を使った家計簿アプリなどもある。

また、多くのクレジットカードにはクレジットカードで購入したものに対して不正利用や盗難から破損した場合にも保証してもらえる保険が付帯しているので現金支払いよりも安全と言える。

こういったメリットを考えると大学生になったらクレジットカードを作ることをオススメしたい。

 

そんな便利なクレジットカードだが実際に使える場所がまだまだ少ないというのが現状で支出の全てをクレジットカードで済ませることは難しい。

授業料はもちろん家賃も銀行自動引き落としのみなのでこれだけで60万以上の支出が現金支払いとなっている。

光熱費はクレジットカードが使えることが多くなってきており、光熱費はクレジットカード払いがお得というようなサイトをよく目にするが、一人暮らしの場合それほど光熱費がかからないため自動引き落とし割引の方がお得だ。

大手のスーパーなどでもクレジットカードが使用出来るが、まだまだクレジットカードが使えないスーパーのほうが安いというのが現状で、ある程度の現金は必要だ。

以前韓国の大学に交流会で数週間滞在した時には、スーパーやカフェはもちろん露店でもクレジットカードが使えたのにすごく驚いた。なにやら韓国では脱税防止のために一定額以上の売り上げがある店ではクレジットカードの読み取り機の設置が義務付けされているようで、さらにクレジットカードの支払い額に対してのキャンペーンが盛んなのだそう。

日本には企業勤めと自営業と農家の税金は東郷さん(10割、5割、3割)なんて言葉があるが、税収を上げるために消費税を上げるのもいいが、根本的なお金のやりとりの方法や制度を見直すことが必要だと思うのだがそんなに難しいことなのだろうか。

環境が個性をつくるのか個性が環境を選ぶのか

学科内では1,2年の間にコース分けなどで出来た同じぐらいの人数の2つの友人のグループがあり、それぞれにLINEのグループがある。

4年になってどちらのグループでも全員大学院に進学するということで、推薦入試を受けられる人と一般入試を受ける人がいるのだけれど、推薦組が二人しかいないグループと一般組が二人しかいないグループがあって、こうも集団で別れたかと思うと面白い。

 

よく言われることだが

たまたま集まった人間の集団によって個々人の性格ないし成績が規定されるのか、個々人の性格ないし成績が同じ人間が集団をつくるのか

という問題がある。

 

その要因として成績については大学だと特に過去問といった情報がモノを言うということが大きく1つある。

あとは、理科系科目だと過去問があってもそれを解くことができないとどうにもならないということがあって、一緒に勉強する人で進み具合が違うということ。

さらに成績が高いグループではテストの目標点が高いため、自分の目標点も高めに設定するということがあるのだろう。

 

とはいえグループ内で個人の成績に対して別に指導しあうこともないので、最終的にはその個人が周囲を見て実際にどう行動するか次第ということになる。

そういう訳で成績に関しては、少なくとも情報を持っている人と知り合いになることはプラスではあるのだけれど、周囲に同調できる人ならそういった集団に所属することがプラスとなるが、そうでもなければ別なグループに所属したとしても自身の力でどうとでもなるんじゃないだろうか。

 

あとこの問題で集団としての性格と個々人の性格についてだけれど、これはある集団の中から見たときと外から見たときとで大きく印象が変わることが面白い。

成績の話に戻るが、外から見たときにあの集団はみんな成績が良いとか悪いとかっていう印象をよく持つが、実際に自分の集団を見るとある程度のばらつきがあって、複数の集団を合算したときには成績が悪い人から良い人までリニアにつながっている。

それが個々人の性格や行動にも言えて、確かにある特性を持った集団にいれば同じような行動を繰り返すことでその性格が強化されていくことになるだろうが、ニュートラルな状態ではそれほどの差はなくてただただ集団の一部の顕著な特性を持つ人物を見てそのように印象付けられるだけなのだろう。

まあ日本人というのは概ね周囲と同調することが得意と言われているので、集団から個々人の特性を判断し易いということがあるかもしれない。

 

つまり何が言いたいかというと人を集団で判断しても仕方なくて、人を見るには一対一でないと見えてこないということだ。

そして人をぼんやりとした印象だけで選り好みせずにいろんな人と繋がりをもっていることが大学生活において有利に働くことが多いにある。

まあ人付き合いを広めるにはそれなりにお金がかかるのも事実ではあるが。

つまるところ、コミュニケーション能力というものはどれだけの時間とお金と労力を人との出会いや会話につぎ込めるかという価値観の問題なのだろう。