機械系大学生Guishinの日記

奨学金で生計立ててる地方国立の工学部4年生なりに考えたことなどを週1か2ぐらいで書いてます。

大学生の新生活あれこれ 風呂の入り方

一人暮らしを始めた大学生はゴールデンウィークもあけてそろそろ新生活に慣れてきて、生活スタイルを見つめ直すころだろうか。

今でこそ安定した生活スタイルをぐるぐる回しているが、一人暮らしを始めた1年の頃はいろいろと試行錯誤を繰り返していたような気がする。

特にお風呂は実家にいたころはボタン1つで湯船が張られ、ガス代を気にすることなくのびのびとお風呂を楽しめたが、一人暮らしとなるとそうもいかなくなるので、いろいろと苦労した。

今のマンションの風呂はもちろん自動湯沸かし器なんて無く、蛇口で熱湯と冷水を混ぜるタイプのシャワーでプロパンガスの代金はめちゃ高だから湯船に浸からずシャワーだけ。さらに、シャワーの時間を短くするために、ある程度温まってからシャワーを止めて、身体と頭と洗顔全部してからシャワーを浴びたりなんてこともしてた。

しかし、この熱湯と冷水を混ぜて良い感じの温度にするのが案外難しい。ガスで冷水を温めて熱湯が送られてくるのだろうが、古いガス給湯器なのかPD制御だとかいうような自動制御なんてついてなく、流量が安定せず良い感じの温度になったと思ったら急に冷たくなったりと、意外にシャワーの温度を調整するのにガスを無駄遣いしてしまってなんだかんだとしているうちに身体が冷えてたまらない。

ついに、冬ごろからシャワーは出しっ放しになってしまい暖かい時期だけこのようにしてお風呂に入っている。

他にもペットボトルを何本か用意してそこにあらかじめ必要な量のお湯をためておき、それをシャワーとして使う方法もやっていたことがある。

これは結構良い節約法だったと思うが、意外と必要なお湯の量というのはその日の汗をかいた量や気温等で上下するのであらかじめ必要な量というのを見極めるのが難しく、さらにペットボトルから流れる一本調子の水では身体をうまく流せず、100均でペットボトルにつけるシャワーを買ってみたもののサイズが小さく、流速も出ないのであまり使い物にならず、結局やめてしまった。

また、たまには湯船に浸かった方が良いだろうとペットボトルに水を入れておき、カサ増しして湯船をはるなんてこともしたが当然ペットボトルは浮いてしまうし、結局湯船をはるのに必要な熱湯の量は減ってもペットボトルの水を温めるためのガスの量は減らないので結局ガス代の節約にはならず、それならペットボトルに砂でも詰めてやれば多少は熱も奪われずに済むかとも思ったがそれはそれで冷たいペットボトルに触れることになってやはり意味が無いと思い、一度か二度試したきりやめてしまった。

そういえば風呂の構造を説明していなかったから簡単に説明すると、うちの風呂はもともとユニットバスになっていたのか湯船のある側の壁にシャワーが付いており、湯船の隣は何も無いスペースとなっていて、湯船と空間の間に鏡と洗面所が備え付けられている。

自分は湯船の上に突っ張り棒でシャワーカーテンを掛けて湯船と脱衣所というように区切って使っているが、このシャワーカーテンは出来るだけ天井の近くに取り付けることで、シャワーの熱を逃がさないようにし、湯船は栓をして流れたシャワーを貯めて熱を出来るだけ有効活用している。こうすることで意外にシャワーだけでもかなり温まることが出来る。

 

いろいろと風呂の節約術を紹介してきたが、ガス代はシャワーの使い方一つで結構変わってくるもので、夏と冬で同じように使っているつもりでも、1,2分シャワーの時間が長くなると500円から1000円程度ガス代が冬の方が夏より高くなる。そのため一人暮らしにおいて風呂の入り方というのはかなり重要になってくると思う。

エネルギー問題が深刻化している現在、生活の中でエネルギーの効率的な使い方を模索することがエネルギー問題を考える助けになるかも。

大学生にゴールデンウィークは無いのです

2017年のゴールデンウィークは4月29日から5月1日、2日空けて3日から7日で最大9連休だとか

とはいえ学生は普通にカレンダー通りにただただ土日休んで2日講義を受けて5連休ということになる。

とはいえ今の大学生の6割はバイトをしていて、その多くはコンビニや飲食店などの祝日こそ稼ぎ時なサービス業で働いている学生が多く、ゴールデンウィークはバイトで消えるなんてことは珍しくなく、自分もそんな一人だ。

バイトをしている大学生の目的は様々だが、自分の感覚としては旅行や趣味に使うお金を稼ぐためにしている学生と生活費や貯蓄のためにしている学生の半々に別れ、前者は自宅生が後者は一人暮らしが多いと思われる。しかしながら自宅生で学費を稼ぐためにバイトを掛け持ちしている学生もちらほらいたりもするが。

 

周囲の学生が月にどれほど稼いでいるか自分の感覚で言うと、趣味などのためにバイトをしている学生は3万円、生活費を稼ぐためにバイトをしている学生は5万円、なんらかの理由で生活に困ってる学生やあまり授業を受けてない学生は8万円程度稼いでいるといったところ。

これらの額を稼ぐのに必要な時間はそれぞれ約40時間、65時間、100時間必要となる。

よく大学は人生の夏休みと言われたりするが、これに授業時間を考えると結構な時間拘束されているように思う。

大学の1年間に受講できる単位数は大学によって異なるが40〜50単位程度で、週10〜15コマほどの授業を受ける必要があり、一コマ90分として一週間の授業時間は15時間〜22.5時間、月間では60〜90時間講義を受けることとなる。

これらを合算すると3万円程度しか稼いでなければ最短で100時間でわりかし暇な学生と言えるが、5万円程度稼いでいるなら最長150時間になり課題をする時間を考慮するとフルタイムで20日働くのと同程度となる。まあ実際の正社員の月あたりの労働時間は200時間ぐらいだそうだが、ブラック研究室に配属された同級生はそれぐらいかそれ以上働いているのでおあいこということで。

 

とまあいろいろ書いたものの結論としては大学生も案外ゴールデンウィークではしゃいでいられないのである。ということになってしまったので、大学の単位について追加しておく。

 

大学の単位というのは1単位45時間の学習が必要となっており、授業時間が90分15コマで22.5時間なので、2単位の授業は67.5時間自習する必要があって、9コマ2単位の授業を受けて、3コマ1単位の授業を受けると週に45時間もの自習時間が必要となる。

自習時間に5万円稼ぐためのバイト時間と授業時間を加えると330時間勉強とバイトをすることになる。

ちなみに一月は720時間なので、7時間睡眠するなら自由時間は180時間となり、1日あたり6時間で、三食食べて通学なりをしたら本当の自由時間は2,3時間といったところだ。

 

こんな生活をしていたら心が保たないだろう。つまりこんな模範的な学生は存在し得なく、1単位を45時間の学習とするのはそろそろ改めるべきである。

 

工学部で勉強すること

まだ投稿はしてないが何本か書き溜めてから気がついたのだが、ブログのタイトルを機械系大学の日記とするからには工学部機械工学科が何を勉強するところなのかぐらい書くべきだろう。

機械工学科が何を勉強するところかを一言で表すとしたらそれは「四力を勉強するところ」となるだろう。

この四力というのは熱力学、流体力学、材料力学、機械力学の4つの力学のことで、機械を設計するのに必要不可欠なものである。

車のエンジンを例に非常にざっくり説明すると、

ガソリンを爆発させてエンジンを回すサイクルを考えるのが熱力学、

ガソリンをタンクからエンジンに送るパイプを考えるのが流体力学

エンジンを形作るケースがどれほどの強度があるかを考えるのが材料力学、

エンジンが回る時に発生する振動で車全体ががたがた揺れないかを考えるのが機械力学、

と言うことができる。

基本的にはこれらの力学についての授業が2〜4つあり、これらを2,3年で受けることとなる。

1年では歴史学や心理学といった人文社会科目に英語や中国語といった外国語科目、物理や化学といった基礎的な理系科目とプログラミングなどの情報科目、さらに微分積分についての解析学と行列についての線形数学といった数学を学ぶことになる。

2,3年では四力の他に四力についての実験や機械加工についての講義や実習の他に図面の書き方や物理シミュレータについて学ぶこととなる。

4年では研究室に配属され、大学院の先輩や教授に指導してもらいながら、卒論に向けて定期的な各分野について勉強するゼミや研究の進捗などを報告する定例会をこなしていくこととなる。

このようにつらつらと学部四年間で勉強することを書いてきたが、このようにカリキュラムで基礎学力を身につけることも大切ではあるものの、工学部で学ぶことで重要なのは物事を数字を使って理解し表現する能力ということだと思う。

それは、何かしらの実験なりをするのに漠然とこうなるだろうというイメージを持つのは大切だが、それでもある程度、これぐらいの桁の数値になるだろうぐらいのイメージでないといけないし、

実験を報告する時は、こんな感じになったからこうだと思うではなく、このような式で予測して結果こういった数値が出たのでこうだと思うといった表現をしないといけないんだという意識を持つこと。

そしてそういった意識を社会一般にたいする視線にも適用していくことが工学部ひいては理系の大学生に求められることではないか。

今週のお題「部活動」

なにやらブログのお題に困ったら今週のお題なるものを毎週木曜に提供してくれるようで、まだまだブログも始めたばかりで書こうと思うことはあるけれど、とりあえず一題お借りしてみよう。

今週のお題は「部活動」ということだが、自分は同級生が汗水垂らして青春を謳歌していた中高時代に帰宅部をしていたので爽やかな青春の1ページを綴ることは出来ない。そのためここでは中高の部活動についての考えを書こうと思う。

中高時代という体を鍛えるにはうってつけの時期を全く運動をせずに過ごしたのは身体的健康を考えるとあまりよろしくないのかもしれないが、中高時代の週6,7日もの時間を何かしらのスポーツをするだけに費やすというのは飽き性の自分には全くもって性に合わなかった。

むざむざと同級生と力を合わせて友情を深める機会を捨ててしまったのだが、中高というのは行事なりなんなりで否が応でも交友関係はつくれるもので、部活をしてないがための悔いは無いと言って良い。

それよりも部活をしなかったために得られたものは多く

1つ目に、それほど勉強ばかりをしなくとも進学校と呼ばれるような高校に入ることができ、国立大学にも難なく入ることができたこと。

そもそも学校での教育の柱は学問にあるにもかかわらず、

平日は毎日8時半から15時半まで授業を受けて、それから18時まで部活をして家での自由時間は5時間程度しかない。

この5時間で部活の疲れを癒し、友達と会話するためのテレビ番組を見たりしていたら2時間なり3時間なり勉強なんて出来るはずもなく、土日は部活の練習試合で1日潰れるなんてこともしばしば。

こんなにも部活が生活の多くを占めてしいる中でしっかり勉強をする学生がどれほどいるのだろうか?

実際にはこのように勉強と部活を両立させ、自分の力でそれなりの高校に入学するのは限られた優秀な生徒で、部活に大きな比重を置いてきた生徒の進路はあまり良く無い。

そのため進学校と呼ばれる高校に入学する生徒の多くは部活終わりや週末に塾に通っていた子達で、母校の高校ではその半数がとある塾の生徒が占め、残りの半分もそのほとんどがその他の塾に通っていた生徒ばかりだった。

必然的にそのような高校は裕福な家庭の子供が多く、このころから肌感覚として格差というものを感じるようになった。

勉強を疎かにしてまで部活をすることがどれほど生徒の幸せに繋がるのだろう。

 

2つ目は、部活動という狭いコミュニティ内でのいじめや対立、顧問による体罰などから距離を置いて生活できたということ。

中学時代というのは、まだまだ小学生の心が大人になろうとする体に追いつくことが出来ず精神的に不安定になりやすい時期で、そういった不安定さがいじめが発生する要因であり、いじめをなくすことの難しさはこういった人間としての成長過程にあると思う。

そこに多忙を極め思い通りにならない生徒へのストレスが溜まりまくった中学教師による体罰や暴言がこの状況を悪化させているのは言うまでもない。

実際自分の母校では全ての部活で1人ないし特定のグループがいじめにあっていたし、いくつかの部活では顧問による恐怖政治に怯えて活動をしていた。

先輩が後輩をいびり、いびられた後輩がまたその下の後輩をいびる。こんなどうしようもない悪循環が多くの部活動で生じていた。

そもそも部活動は生徒が活動を通して社会性や責任感といったものを獲得するためにあるにもかかわらず、このような状況でいかにして健全な精神が育つのだろうか。

年齢でのみ規定される序列に従う部活に順応することがほんとうにその後の社会で必要とされる社会性と呼べるのだろうか。

今の部活動を通した教育は本当にちゃんと機能しているか、脚色された子供時代の思い出に耽ることなく冷静に考えなおす必要がある。

暇なのでブログを書いてみよう

大学に入学して四年目、機械工学科に属し、世間で言うところの大学生に比べれば勉強に重きを置いた学生生活を今までしてきて、日々レポートとテスト勉強に追われていたのが大学院へ推薦で行くことが決まり、周りの就活生や大学院の一般入試を受ける受験生と比べてかなり暇になってしまった。

もちろん卒論に向けて研究はしないといけないのだけれども、スマホまとめサイトやネットニュースを見て時間を浪費するでなしに、何か身のあることをした方が良いだろうということでいろいろと文章を書いてみようと思い立ち、幾度となく開設と閉鎖を繰り返してきたブログを3度目の正直で書き始める。