機械系大学生Guishinの日記

奨学金で生計立ててる地方国立の工学部4年生なりに考えたことなどを週1か2ぐらいで書いてます。

大学生にゴールデンウィークは無いのです

2017年のゴールデンウィークは4月29日から5月1日、2日空けて3日から7日で最大9連休だとか

とはいえ学生は普通にカレンダー通りにただただ土日休んで2日講義を受けて5連休ということになる。

とはいえ今の大学生の6割はバイトをしていて、その多くはコンビニや飲食店などの祝日こそ稼ぎ時なサービス業で働いている学生が多く、ゴールデンウィークはバイトで消えるなんてことは珍しくなく、自分もそんな一人だ。

バイトをしている大学生の目的は様々だが、自分の感覚としては旅行や趣味に使うお金を稼ぐためにしている学生と生活費や貯蓄のためにしている学生の半々に別れ、前者は自宅生が後者は一人暮らしが多いと思われる。しかしながら自宅生で学費を稼ぐためにバイトを掛け持ちしている学生もちらほらいたりもするが。

 

周囲の学生が月にどれほど稼いでいるか自分の感覚で言うと、趣味などのためにバイトをしている学生は3万円、生活費を稼ぐためにバイトをしている学生は5万円、なんらかの理由で生活に困ってる学生やあまり授業を受けてない学生は8万円程度稼いでいるといったところ。

これらの額を稼ぐのに必要な時間はそれぞれ約40時間、65時間、100時間必要となる。

よく大学は人生の夏休みと言われたりするが、これに授業時間を考えると結構な時間拘束されているように思う。

大学の1年間に受講できる単位数は大学によって異なるが40〜50単位程度で、週10〜15コマほどの授業を受ける必要があり、一コマ90分として一週間の授業時間は15時間〜22.5時間、月間では60〜90時間講義を受けることとなる。

これらを合算すると3万円程度しか稼いでなければ最短で100時間でわりかし暇な学生と言えるが、5万円程度稼いでいるなら最長150時間になり課題をする時間を考慮するとフルタイムで20日働くのと同程度となる。まあ実際の正社員の月あたりの労働時間は200時間ぐらいだそうだが、ブラック研究室に配属された同級生はそれぐらいかそれ以上働いているのでおあいこということで。

 

とまあいろいろ書いたものの結論としては大学生も案外ゴールデンウィークではしゃいでいられないのである。ということになってしまったので、大学の単位について追加しておく。

 

大学の単位というのは1単位45時間の学習が必要となっており、授業時間が90分15コマで22.5時間なので、2単位の授業は67.5時間自習する必要があって、9コマ2単位の授業を受けて、3コマ1単位の授業を受けると週に45時間もの自習時間が必要となる。

自習時間に5万円稼ぐためのバイト時間と授業時間を加えると330時間勉強とバイトをすることになる。

ちなみに一月は720時間なので、7時間睡眠するなら自由時間は180時間となり、1日あたり6時間で、三食食べて通学なりをしたら本当の自由時間は2,3時間といったところだ。

 

こんな生活をしていたら心が保たないだろう。つまりこんな模範的な学生は存在し得なく、1単位を45時間の学習とするのはそろそろ改めるべきである。