機械系大学生Guishinの日記

奨学金で生計立ててる地方国立の工学部4年生なりに考えたことなどを週1か2ぐらいで書いてます。

いい写真ってなんだろう

今週のお題「私の沼」

写真が趣味の自分は沼というとレンズ沼というのを連想する。

レンズ沼とは次から次へとレンズを買いたくなる病気のようなもので、一眼レフカメラのレンズは一つ一つそれなりの値段がするのだが、中には1,2万円のレンズがあってしかも性能もなかなか良いなんてものがあるのでついつい買ってしまう症状や、ある焦点距離のレンズを買うと次はその前後の焦点距離のレンズも欲しくなってしまう症状の他、同じ焦点距離、同じ絞り値でも写り方が異なるため同じようなレンズを複数買ってしまうなどの症状もあって、財布に大きなダメージを与える恐ろしい病である。

自分も普段苦学生として節約生活に勤しんでいるものの、例に漏れずレンズ沼にはまってしまい超望遠から始まり安価な超広角、沼に引きずり込むための撒き餌と呼ばれる50mm単焦などを購入してしまっている。さらに次は標準を買って中望遠を買おうかとほしい物リストに入れているが、さすがにこのままではいかんと思い今年はレンズを買わないようにするつもりだ。

写真を撮るにはレンズだけでなく本体はもちろん他にもいろいろと必要な道具があって、レンズに付ける様々なフィルターや三脚、カメラバッグ、照明といった撮影機器から写真を管理、印刷するためのパソコンやストレージ、プリンターに印画紙と写真を趣味とするには様々なものが必要となってくるため、写真沼とも言って良いかもしれない。

このように写真を趣味にするとあれもこれもと欲しくなってしまうものだが、なんの為にものを揃えるのかと言うとやはりいい写真を作る為であろう。

いい写真とは何なのかというのは本当に難しい問題で、様々なコンクールを見るとやはりいい写真だと思うのだけれど、明らかにすごい場所であったり劇的な瞬間を捉えたような写真ならまだ分かりやすいものの、そうでない日常の一枚といったような写真というのは何が違うのかというのが明確に表現が出来ない。

明確にここが違うなとは言えないけれども、見た感想としてはいい写真だなと感じる。理系の人間としてはこれは非常に厄介なことだが、そこが写真の面白さと言えるかもしれない。

強いて言うならばいい写真には題名と写真が合っている写真が多いと思う。もっというと撮った人の意思であったり、なにかしら訴えてくるものがあるということなのだろう。

しかしながらなぜそうなるのがは判然としない。

やはりいい写真とはなんだろうという問いは決着がつきそうにない。

レンズの話に戻るが、少なくともいい写真を撮るための方向性としてはあらゆる機材の中からこれと決めた組み合わせを作ってしまって、自分にしか撮れない写真、自分の個性のある写真を撮れるようになると良いのだろう。

しかしながら、その境地に至るには色々な焦点距離のレンズを使い込むしか道はない訳でまだまだ沼から抜け出せそうにない。